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夏休み
先週は夏休みをもらい、一昨年の馬見橋、去年の御杖小学校と続き、ついに新潟三部作で完結ということで、新潟青木建築&トリエンナーレに。
まずは潟博物館と遊水館。

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これが十数年前にできていたとは。先を行き過ぎた感がありあり。潟博は螺旋の構成が強すぎておなかいっぱい状態。あらゆるところが完璧なまでに計算されていて逃げがないのが逆に苦しい。屋上の前室がなぜか白い。遠景(外観)はまったく古びていない。あそこまで突き詰めたオリジナルの世界観が出せればデザインは古くならないんだな。


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で、お隣の遊水館。プールを突き抜けた道もいいけれど、それによってゆるやかに分節されたプール空間の居心地がいい。プールサイドの幅といい、2重壁の外側のこれまたゆるやかに分節されたジャグジー空間といい、外部プールとのつながりといい、とてもわかりやすい空間構成の美学と楽しさがある。王道といえばそれまでだけど、やはり構成の楽しさって強い。

そして新潟市を後にして越後妻有に移動。
翌日には隣町にある雪のまちみらい館に。

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むずかしい。遊水館と潟博ときてその後にできた建築だからか、わかりにくい。ある意味青森の伏線というか、複雑さを複雑なまま放置している、またはあえて解かない態度というか。これを理解するにはまだ時間がかかりそうです。

その後ははじめての越後妻有トリエンナーレということで、旧作、新作関係なく時間がないこともあり、評判がいいもの、自分が気になったもの急ぎ足で見学。よかった作品は、

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鉢&田島征三『絵本と木の実の美術館』。
とにかく3人の子供が元気。ひさしぶりにアートでぶるった。夏学校のノスタルジーに弱いみたい。

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ステファン・バンツ『私たちのための庭園』。
届かない場所感がよいです。

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行武治美『再構築』
かなりメディアにも出ているキャッチーな作品だけど、鏡が風でゆれるディテールになっていたり、それぞれちがった形をしていたりで、完成度がかなり高い。

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カサグランデ&リンターラ建築事務所『ポチョムキン』。
ザ・建築といった感じだけど、木と川の音の取り込み方がうまい。日本人とは少し違うスケール感の出し方がおもしろい。

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アントニー・ゴームリー『もうひとつの特異点』。
客寄せパンダ。民家の内装にお金がかかってる。作品も塩田さんと被っている感あり。どうせなら霧島のインサイダーみたいな林に彫刻の方がよかったのでは?と言ってみたものの一体数千万くらい(ニューヨークで1千万で売っていたような)するだろうからそれは難しいか。

で、新潟紀行は終わり、夏休み最終日に噂の『サマーウォーズ』。噂どおりの完成度とディテールの精度の高さ、驚くべき解像度の高さで、観終わったら後しばらく放心状態。最後にドカーンとやられた09年の夏休みでした。
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by toru_murayama66 | 2009-08-24 22:38