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あおもり犬を間近で観るための屋外階段の現場を見に青森へ。企画展展示があのなつかしの『人体と不思議展』だったこともあってか連日大入りらしい。僕ははじめてみたけれど、あんなのよく観れるものだ。。。その反面、常設展示はガラガラだったけれど展示の仕方が結構良くて2年あの空間と試行錯誤しながら歩んできた学芸員さんがうまく使いこなしてくれていて感動。 それでこの機会にということでオープニングに行きそびれた十和田市現代美術館に行って来た。金沢が街ならこちらは村といったスケールとヴォリューム感。西沢さんの美術館建築に対する経験値の高さがバリバリにものをいっている。展示室を設計するうえで何が重要で何が切り捨てられるか、そのさじ加減が絶妙ですべてのことをさらっとこなしている。上の画像のミュルクの部屋はおそらくその窓は作品を入れるために開けたのだろうけれど、ぱっと見はおばあちゃんが外を見る、そのために窓を設えたように見えるし、空調も作品の背後の壁と床の入隅に吹き出し、その反対側の壁と天井の入隅に吸い込みと展示室とその作品によって最適な方法を選び取り馴染ませている。すごい。 さらには美術館を設計するときに誰もが隠蔽したがる消火器を廊下にさらっとおけてしまう、そのクレバーさといったら。。。ガラスも潔いぐらいシングルで潔い結露受けをつけているし、コンクリート金コテの床はクラックがほとんど入っていない入らないくらいきれいで、唯一気になるのは開閉式のアルミサッシュがごついくらい。 作品は比較的まだ安い作家を使っているにも関わらず、ハンス・オブ・デ・ピークの『オペレーション5』を筆頭に一般の人も十分に楽しめるほどわかりやすく、かつクオリティーが高い。う~ん、褒めすぎですかね。
by toru_murayama66
| 2008-06-30 20:02
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