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by toru_murayama66
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週末青森。建築的視線抜きでとにかくゆっくりシャガール展と常設展をゆっくりと見た。東京に帰ってきてから幾度となく他の美術館に出向いて思うことは、青森はすごくいい美術館だということ。これは自分が携わったからの自負ではなく、美術空間としてあの空間はすばらしい。使い勝手の問題を込みにしても、あの空間力はすばらしいと思った。美術館はお盆を過ぎたというにもかかわらず、シャガール、14m×8mの巨大な絵、世界初、8.5mあおもり犬など、すごくわかりやすいキャッチーなキーワードのおかけでものすごい人。僕が行った日はなんと5000人。アレコホールにざっと300人はいたか。人がいっぱいいると、それはそれで展示の配置や照明が気にならなかった。おかげで純粋に作品に目を向けることができた。なかでもアレコの映像はすごくいい。ずるずると続く空間に突如広がる大きな空間の壁面に映し出されていて、その暗さもちょうどいい。映像もおもしろいし、そこから続く衣装のスケッチ、本物の衣装と盛り上がる。常設展示は、志功部屋が気になった。基本的に常設は一作家一部屋でほとんどがホワイトキューブ。志功部屋もそうなのだけれど、これは初期設定がただ白いというだけ。にもかかわらず、志功部屋が真っ白のままというのはまずい。あと、展示ケースの蛍光灯も。その他、成田亨の展示がとてもおもしろい。これはいずれ企画展で「ウルトラマン展」をやるべき。今回は選択性動線ではなく、しっかりとした動線を組んでいるけれど、その動線も結構良くてほとんど最後に奈良部屋に入りあおもり犬を拝むという構成で、ちょうど僕があおもり犬を見たときは西日が背後にあってまさに拝むという感じだった。最後の寺山部屋は使いにくいといわれていた高さ10mのタテに長い部屋にスラブをもう一枚入れて空間を分けているのはとてもうまい。
すべて見終わって外に出たら夕暮れに光るネオン。夕方5時くらいから点灯するようにセットしてあるので、ほとんどの人が見れないのは残念。オープニング展の期間くらいは開館から閉館までずっと点けてくれてもいいのに。ネオンに群がる人が多くいてさながら明かりに集まる虫のよう。「すごいかわいい」なんて声も上がっていた。これもわかりやすいくらいのキャッチーさか。なんと以外にもそのセンスに心配していたショップの売り上げがいいとか。来館者を観察していると、たぶん県内の家族連れが多い。だからか、売れるもの、ほしいものが僕たちの価値観と相当違いがあるということなのだろうか。。。
その夜は弘前のサッシーノでディナー。嶽キビのポタージュがめちゃくちゃうまい。いつもながら全く味わったことがない味にも関わらずうまいと味覚が反応する料理を体験させてくれる。ものすごいクリエイションです。
翌日はまたまたAtoZ。思ったより人が多くなくてじっくり見れた。二度目だとさすがに街的スケールをあまり感じない。それはたぶん行き止まりがあって来た道をまた戻っていかなくてはいけないからで、青森のようにずるずると続く回遊性のある空間ならそれはあまり感じないのではと思ったり。でも、2階がある小屋が数個あるので立体的な視線の交差とその距離感は街であることを感じさせてくれている。作品は改めて見ると、作家というのはどこかの瞬間でパッと化ける。それを実感。続けること、テーマを見つけることまたはきずくことは大切だと思った。それと、作家の個展、それも初期のものから最新のものまで4000㎡の空間に並べることって、ほんとはすごく怖いことなんではないのか。そこまで自分をさらけ出すことに僕なら躊躇してしまう。奈良さんの作品もそのかわいいキャラクターゆえ、相当キャッチーなので表面的に見られることが多いと思し、奈良さん自身も大多数にはそう見てほしいと思っているかもしれない。FRPの立体作品はそのほとんどがとにかくかわいい、それに尽きる。でも、たとえばふらふらガーデンとか小さな女の子の絵とか写真は、奈良さんの願望が如実に現れていて時に怖くなる。同時にそれの願望があるからかわいい作品もつくっている感じもしたりする。そこが奈良さんのエネルギー源だと思うし、だからアートなんだろう。でもとにかくすごいアーティストである。
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by toru_murayama66 | 2006-09-04 22:05
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